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『成瀬は天下を取りにいく』は、本屋大賞2024年を受賞した作品です!
他にも数々の賞を受賞しています。
- 『ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2023』小説ランキング1位
- 『読書メーター OF THE YEAR 2023-2024』第1位
- 京都府私立学校図書館協議会司書部会『中高生におすすめする司書もイチオシ本 2023年版』第1位
- 『キノベス!2024』第1位
- 第39回『坪田譲治文学賞』
- 第17回『神奈川学校図書館員大賞』KO本大賞
- 埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2023 第1位
- 岐阜の学校図書館員が選ぶイチオシ本 第1位
- 高校図書館職員が選ぶ高校生に読んでほしい本 第1位
- 2024年『本屋大賞』
- 『楽天Kobo電子書籍Award 2024』小説部門 大賞
きっと皆さんも本屋さんで山積みになっている本書を見たことがあるのではないでしょうか?
こんな感じ↓
2024年本屋大賞は、、、
— そごう千葉三省堂書店 (@chibas_sanseido) April 10, 2024
『成瀬は天下を取りに行く』です!!!
2024年5月15日に
三省堂書店✖️めくる塾
オンラインイベント開催が決定いたしました!
ぜひご参加くださいませ^ ^#めくる塾
#成瀬は天下を取りにいく #本屋大賞2024 pic.twitter.com/q6VRwPnpkG
実は私も書店で山積みの『成瀬は天下を取りにいく』を見たのがきっかけで、この本を読み主人公成瀬の魅力にハマった一人なんです。
人気過ぎて、聖地巡りをする人も続出しているほどです。
正直、私も行きたい!
何がこんなに多くの人の心に刺さっているのか?
大人気の主人公の成瀬はどんな人物なのか?
このブログでは読書大好きな私がおススメする、『成瀬は天下を取りにいく』の作中の名言を通して、この本と主人公の魅力をお伝えしていきます。
『成瀬は天下を取りに行く』の名言は?
この本の最大の魅力であるのは、主人公の成瀬あかりです。
成瀬の破天荒な言動に驚きながらも、どこか羨ましく、かっこよく思い、彼女の世界に引き込まれること間違いなし。
そして、ここでは物語に出てくる言葉に注目してみたいと思います。
ハッとさせられ、心に残った言葉は次の5つです。
後ほど解説します。
わたしはこの夏を西武に捧げようと思う
大きなこと百個言って、ひとつでも叶えたら、「あの人すごい」になる。だから日頃から口に出して種をまいておくことが重要なのだ。
やってみないとわからないことはたくさんあるからな
「わたしが思うに、これまで二百歳まで生きた人がいないのは、ほとんどの人が二百歳まで生きようと思っていないからだと思うんだ。
わたしはずっと楽しかったよ
主人公成瀬あかりの魅力
かつてなく最高の主人公、現る。
私も成瀬の魅力にハマった一人ですが、表紙の文にあるように、確かに新しい最高の主人公だなと感じます。
みんなの心を掴む成瀬という人間
物語の主人公、成瀬あかりは幼い頃から独特な行動で周りを驚かせる存在。
一言でいうと変わった女の子です。
成瀬は常に新しい挑戦をし続けます。
例えば、西武大津店が閉店すると聞いた時、毎日通い続けることを決めたり、お笑いコンテストM-1グランプリの予選に出たりと、常識にとらわれない行動を取ります。高校の入学式では突然坊主頭で現れ、その理由は「髪の伸びる速度を知りたかったから」というユニークさ。
成瀬の行動は、一見奇抜に見えますが、彼女の行動力と前向きな姿勢は多くの人々に影響を与え、心を掴んで離しません。
成瀬は単なる「変わり者」ではなく、彼女の行動は常に真剣で、周りの人々にとって魅力的に映ります。
成瀬あかりは完璧ではない
成瀬には島崎という親友がいます。
他人を気にせず、自分のやりたいことにまっすぐな成瀬ですが、親友の島崎が遠くに引っ越すことを聴いたときは、動揺し、寂しく思っていました。
それまで成瀬は一般的な感覚を持っていない(独自性の塊)と思っていたので、意外な一面に親近感が沸き、更に魅力的に感じた場面でした。
『成瀬は天下を取りに行く』登場人物
出典:新潮社
- 成瀬あかり(なるせ あかり):滋賀県大津市生まれ。破天荒さで周りを振り回す。
- 島崎みゆき(しまざき みゆき):成瀬の幼なじみ。コミュ力が高い。
- 稲江敬太(いなえ けいた):大阪のウェブ制作会社に勤務。
- 吉嶺マサル(よしみね マサル):稲江の旧友。
- 大貫かえで(おおぬき かえで):膳所高校1年生。
- 西浦航一郎(にしうら こういちろう):広島・錦木高校の男子高生。
『成瀬は天下を取りに行く』あらすじ
主人公の女子中学生の成瀬あかりは変わった女の子。
ある時は「200歳まで生きる」とまじめな顔で言いはったり、またある時には西武大津店が閉店する際には、そこから生中継されるテレビ番組に毎日映ったり、高校の入学式に坊主頭でやってきたり。
成瀬の言動は周囲を驚かせますが、人の目を気にせず、やりたいことにまっすぐな成瀬を見てかっこいいと多くの人が心が動かされていきます。
成瀬をとりまく人間関係や成瀬の破天荒な言動が面白く、幅広い世代の心に残る一冊といえるでしょう。
『成瀬は天下を取りに行く』著者情報
出典:時間ラボ
宮島さんはなんと、この作品がデビュー作だそうです。
なんということでしょう。。
1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。2023年同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』でデビュー。第11回「静岡書店大賞」小説部門大賞、第39回「坪田譲治文学賞」、第21回「本屋大賞」など15冠を獲得し話題となる。続編『成瀬は信じた道をいく』とあわせてシリーズ累計75万部を突破。
『成瀬は天下を取りに行く』名言と解説
わたしはこの夏を西武に捧げようと思う
引用元『成瀬は天下を取りに行く』
これは、間もなく44年の歴史に幕を閉じる西部大津店に成瀬が毎日通い、西部大津店を生中継するローカル番組に毎日映るというものです。
このように成瀬は思いついたらすぐ行動します。そして、行動を継続し極めることもできちゃうんです。
他にも、
- Mー1グランプリに出場する
- シャボン玉を極める
など、我々が思いつかないようなことばかりします。
周りの目を気にせず、自分に正直な部分がカッコいいですよね。
人の目ばかり気にして生きている現代人の心に深くささります。
。
大きなこと百個言って、ひとつでも叶えたら、「あの人すごい」になる。だから日頃から口に出して種をまいておくことが重要なのだ
引用元『成瀬は天下を取りに行く』
成瀬が期末テストで500点満点とると宣言し、結果490点だった時に成瀬が言った言葉です。
まさに「言霊」ですね。
成瀬は周りからしたら、「絶対無理だろう」と思われることも言葉にし、宣言通り極める力があります。
次第に¨成瀬ならやってくれる¨と周りをワクワクさせ、見届けたくなってしまう魅力があるのです。
「やってみないとわからないことはたくさんあるからな」
成瀬はそれで構わないと思っている。たくさん種をまいて、一つでも花が咲けばいい。挑戦した経験は全てこやしになる。
引用元『成瀬は天下を取りに行く』
一つ前の大きなこと百個言って、ひとつでも叶えたら、「あの人すごい」になる。だから日頃から口に出して種をまいておくことが重要なのだと意味は同じですよね。
作中で似た意味の言葉が違う表現で書かれています。
成瀬の中で挑戦すること、挑戦を宣言すること、それを極めていくことは、たとえ失敗したとしても自分にとって大きな利益になると考えているのでしょう。「やりたいからやる」というスタンスを貫ける人は中々いない。
成瀬は「やりたいからやる」「それ以外になんかあるの?」その意思に他人は一切関係ないのです。
そして、やりたいことに一生懸命向き合う姿は誰もが応援して見届けたくなります。
これこそ、最高の主人公です。
「わたしが思うに、これまで二百歳まで生きた人がいないのは、ほとんどの人が二百歳まで生きようと思っていないからだと思うんだ。
二百歳まで生きようと思う人が増えれば、そのうち一人ぐらいは二百歳まで生きるかもしれない」
引用元『成瀬は天下を取りに行く』
成瀬に恋心を抱く男子、西浦が成瀬に言った言葉です。
小学校の卒業文集に将来の夢として「200歳まで生きる」と書いた成瀬。
そのために日頃からサバイバル知識を蓄えているそう。
確かに多くの人は平均寿命を考慮したうえで、だいたいこのくらいまで生きれたら良いなとか考えたりしますよね。
なので、200歳まで生きようと思う人はそうそういないはずです。
人は過去のデータや周りの状況を元に考えたりしますが、そこに自分の意見は最初からないのです。
成瀬や西浦はデータや周りの意見よりも自分の意志や意見が先にくるのですね。
自分にはない考え方にハッとさせられました。
私はずっとたのしかったよ。
引用元『成瀬は天下を取りに行く』
成瀬が島崎の時間を自分に付き合わせてしまったせいで奪っていたんじゃないかと申し訳なく思い伝えたところ、
島崎が言った言葉です。
この本は成瀬が主人公で、成瀬の言動に島崎を始め多くの人が巻き込まれていくのですが、人生の主人公は自分であり、自分が選択しているものです。
巻き込まれているように見えて、島崎も自分の意志で成瀬と一緒にいることを選んでいるのです。
『成瀬は天下を取りに行く』をお得に読む(聴く)方法
『成瀬は天下を取りに行く』は買うと1,705円。
ですが、お得に1冊読む方法もあります。
それは、アマゾンのオーディオブック(Audible)のサブスクで読むことです!
Audible(オーディブル)とは、アマゾンが提供するオーディオブックのこと。
12万冊以上が聴き放題で月額1,500円です!
1,500円?!!お得に読めるんじゃなかったの???と言われてしまいそうですが。
『お得に』と書いたのには訳があります!
なんと、Audibleは30日間の無料お試しができるのです!
聴く読書がどんな感じか初めての方が多いかと思うので、合うか合わないかは試してから決めてください!ということですね。
ちなみに私はAudibleを7カ月使い続けているのですが、
正直なところ、
本を聴くって新感覚で、最初の1時間くらいは慣れません!
しかし、さすがプロのナレーターさん!
引き込む力がすごいですね。
気づいたら聴きながら物語の世界に。
自身は育児と仕事で読書の時間があまりとれないので、Audibleは本好きな私の救世主!
育児中の方、仕事が忙しくて趣味の時間がとれない方、活字を読むと眠くなっちゃう方ににとってもおすすめのサービスです。
自己啓発本を聴いたり、ポットキャスト(俳優さんのラジオみたいなもの)で芸人さんの話を聞いて通勤中も有意義な時間を過ごせますよ~。
ちなみに、無料でお試しできる人気のオーディオブックはこの2社です。
比較してみると、Audibleは対象作品数が圧勝で、ランキング上位の本も聴けちゃいます。
項目 | audible | audiobook.jp |
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まとめ
今回は2024年本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りに行く』の名言から本の魅力を紹介しました。
こんな主人公は、正直初めてです。
きっと、あなたも主人公成瀬の行動に驚き魅了されること間違いなしです。
是非読んでみて下さいね。